発達障害を個性から考えるとひときわ大きな個性と考えるほうがよいでしょう。発達障害者の中には記憶が写真のように記憶されていて記憶力が優れていたり、音符や数字を使って考えることが得意で、ピアノ演奏や数字の計算が得意な人もいます。自閉症スペクトラム、ADHD,LDなどの発達障害は連続したものとして捉えるほうがよさそうです。発達障害の原因は、子どもの脳がアンバランスに発達することにより、認知や行動、運動、学習、社会性などの能力にかたよりが生まれると考えられています。自閉症スペクトラム（ASD)は社会性に困難があり、パニックを起こしやすくこだわりの強さが見られ、対人関係に困難が認められます。ADHD（注意欠陥・多動性障害）は忘れ物をしやすかったり、じっとしていられなかったりします。また、集中するのが苦手などの特性があります。LD（学習障害）は知的な遅れはなく、本人は努力をしているのに、読む、書く、計算するなどの勉強に困難を感じています。